ANA国際線の不採算路線削減を検討、7月末にも発表か?

2020-06-09

ANA国際線不採算路線の見直し

コロナ禍の影響は人の移動を伴う経済活動に大きな影響を与えています。

特に海外とのアクセスの中心である航空会社への影響は甚大でANAでは国際線の不採算路線の見直しが進んでいるようです。

羽田空港 駐機中ANA機

ANA国際線の不採算路線の削減を検討

ANAホールディングスの片野社長は朝日新聞のインタビューがニュースになっています。

インタビューの中で今後の航空需要について、コロナ前の想定に比べて、「今年度末でも国内線で7割、国際線で5割にとどまる」との予測しており、中でも国際線を中心に不採算路線の見直しに言及しています。

今年ではなく今年度末と言えば来年2021年の3月でありかなりコロナ禍が落ち着いてきている可能性があるのではないか?とのユーザー側の淡い期待とは異なり、企業としてはかなり厳しい情勢判断で国際線で5割にとどまる予測は厳しい現実を突きつけられる思いです。

現在、不採算路線の削減に関して具体的な路線検討に入っており7月末には新しい事業計画を発表するそうです。

インタビューによる記事なので「飛ばし記事」ではないのが残念です。

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ANA国際線(運航便)

ANAの国際線の直行便就航都市数は51都市となっており、JALを上回る就航都市数となっており、採算性の悪い路線も抱えている事は容易に想像出来ます。それがコロナ禍で不採算路線が一気に増えてしまったと考えられます。

ANA国際線就航都市
ANA国際線就航都市

更に、今年度は羽田の発着枠の拡大に伴い新規路線を大幅に計画していました。

これまで羽田からは23都市に直行便を飛ばしていましたが一気に35都市に拡大する予定でしたが、今回のコロナ禍の影響が出そうな雰囲気です。とくにモスクワと増便されたシドニー路線あたりは見直し対象になるのではと予測しています。基本的にビジネス需要が見込めない路線は見直し対象となる可能性が高いと思います。

ANA国際線ネットワーク拡大
ANA国際線ネットワーク拡大
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羽田と成田のバランス

首都圏では主に羽田と成田から世界の各都市に向かう事になっていますが羽田の運航枠の拡大で成田からかなりの便数が羽田移管されていました。本来なら羽田の便数増加を成田から移管して成田便の減便で賄うのは本来ならご法度(俗にいう成田縛り)なんですが一時的かも知れませんが成田としては減便となっており発着枠としては成田には余裕がある状況となっていました。

羽田空港 第3ターミナル
羽田空港 第3ターミナル

その後、コロナ禍で国際線の不採算路線を見直すとなれば気になるのが羽田と成田のバランス?と言うことになります。

ビジネス需要も観光需要も高い羽田は路線単価も高く設定が可能で採算性を高くすることが出来る、対して成田はアジアからの乗り継ぎで北米に向かうハブ空港の需要が見込めますがライバルである中国・韓国から大きく後れをとっており、デルタも成田を撤退し、コロナ禍でどれだけ需要があるのか分からない状況となっており採算性と言う観点では不利です。

羽田と成田から同じ都市に就航している路線の減便がありそうです。

しかし羽田と成田のバランスから言ったら、これ以上の成田の減便が果たして可能なのでしょうか?

採算性の良い羽田を取るか?成田縛りがあり、乗り継ぎ需要が見込めるなら成田か?

営利企業として採算性だけでは決められない公共交通機関としての責任との狭間での注目の経営判断となります。

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リゾート路線が気になる

更にビジネス需要が低いリゾート路線も不採算路線に陥る可能性が高く特にA380の3機体制で飛ばす成田~ホノルル便は管理人的には最大の関心事となっています。

ANA A380

年度内で5割という予測からしたらエアバスA380の3機体制は完全に需要をオーバーする事になり価格崩壊が起きてしまいます。

しかし、ANAとしてはA380は鳴り物入りで導入しており維持費も高い4発機となれば屋台骨を揺るがしかねない機材と言え、減便してもしなくてもお荷物になってしまうことは避けられそうに無い中でどの様な経営判断となるのか注目しています。

個人的にはダブルデイリーは止め、埋まらない席は特典航空券に開放して新しい会計基準で負債となるマイルの消化を図るのではないかと予想しています。

渡航制限や入国制限の状況にも左右されますが当面はビジネス需要が有る程度見込める路線を維持する方向になる事は間違いないです。

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関西国際空港に関して

関空に関してコメント頂きましたので追記します。

元々ANAの経営戦略として羽田と成田をデュアルハブとして国際線を飛ばして来ました。

北米・欧州・オセアニア・東南アジア路線はコードシェア便を除き羽田か成田から飛ばしていますが羽田の発着枠の拡大によりドル箱の羽田路線重視となり成田でさえ地盤沈下がおきており関空のポジションは元々微妙でした。結果、関空からの国際線はビジネス需要重視で中長距離は飛んでいません。自社運航便としては中国路線だけしか飛ばしておらず、これもビジネス需要を見込める為と言われています。

そう考えるとビジネス需要が見込める関空の路線は維持されそうですが米中摩擦の煽りで中国の景気後退が増せばビジネス需要が減り結果的に見直しされる可能性があります。とくに香港路線に関しては気になる路線と言えます。

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さいごに・・・

今回はANAが国際線の不採算路線の見直しを具体的に進めているニュースでした。

来年になれば割と普通に飛べるようになっているかも?と淡い期待を抱いていましたが現実は厳しいと言うことでしょうね。

ベースとして一定数のビジネス需要が見込めない路線は減便されることになると思いますが羽田の発着枠拡大に伴う新規路線は飛ばないまま見直されてしまう可能性すらありそうです。

本当に早く気兼ねなく飛べるような状況になる事を祈るばかりですね!

本日もお越しいただきありがとうございました。

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