【ANA】航空機の空調システムってどうなってる?ウィルスは大丈夫なの?

2020-03-23

ANA 機内空調システム

新型コロナウィルスのパンデミックで各航空会社は運休や減便で対応しています。

減っていると思いますが仕事や用事で飛行機に乗らなければ移動できない方がいらっしゃるかと思います。

パンデミックが起きている現状で密閉された空間で数時間過ごすことに不安な方も多いと聞きます。

そんな時に気になるのが機内の空気調和(空調)システムで機内の空気の清浄度です。

新型コロナウィルスの感染経路は空気感染はしないと聞きますが、飛沫感染とエアロゾル感染に対して機内の空気は安全安心なんでしょうか?

そこで今回はANAの機内空調に関して説明がありましたのでご紹介します。

※機内空調システムの紹介であり未知のウィルスである新型コロナウィルスに感染しないと言う話ではありません。

ANA機内 エコノミー席
ANA機内 エコノミー席

ANA機内の空気循環に関して

ANAでは機内の空気循環に関する情報を公開しています。

航空機内の空気は、概ね2分から3分ですべて新しい空気に入れ替えています。
常に外気を取り入れると同時に、機内の空気を高性能微粒子フィルター(HEPAフィルター*1)を通して循環させています。

公式サイトから読み解くと機内の空気は2~3分程度で空気が入れ替わっているとなっています。
しかし、機内を循環する空気もあるので乗客・乗員の吐息は一定量が循環していることになりますが循環する空気はHEPAフィルターを通し清浄度を上げて塵や埃や病原菌が取り除かれることになります。

HEPAフィルタ (High Efficiency Particulate Air Filter) とは、空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄空気にする目的で使用するエアフィルタの一種である。空気清浄機やクリーンルームのメインフィルタとして用いられる。

JIS Z 8122 によって、「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定されている

管理人が確認したところJALとスカイマークでも同様のアナウンスがされており概ねANAの空気循環システムと同様と考えられます。
ANA 「THE Room」
ANA 「THE Room」
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ANA機 空気循環の仕組み

ANA機の空気循環の仕組みをご紹介します。

はじめに用語をご紹介しておきます。

  • 給気(SA):航空機のキャビンに供給される空気。 SA(Supply Air)
  • 外気(OA):航空機外の新鮮な空気。 OA(Outside Air , Open Air)
  • 還気(RA):航空機のキャビン内の空気が循環する空気。 RA(Return Air)
  • 排気(EA):航空機外へ排出される空気。 EA(Exhaust Air)

フライト中の高度を考えると外気(OA)は基本的に安全で綺麗な空気と言えます。

機内で循環しているRAもHEPAフィルター2次側に関しても基本的に安全で綺麗な空気と言えます。

ANAの公式サイトの概略を見てみましょう。

高温高圧の空気を、両翼にあるエンジンから翼の中にある空気ダクトを通して、航空機の下部(お腹のあたり)にあるエアコン装置に送り、そこで適した温度に調節して機内に供給しています。

また、航空機の客室には循環システムも装備されており、客室内の空気は高性能微粒子フィルター(HEPAフィルター)を通って循環します。

このように、機内には常に外気を大量に送りこむと同時に、機内を循環する空気はHEPAフィルターを通して極めて清潔な状態に保っています。
なお、ANAグループの運航する航空機には全て、HEPAフィルターが装備されています。

循環方式(ANA公式サイトより)
飛行機は機外の外気(新鮮な空気を)常時取り込んでフライトをしています。
下の図でご確認ください。
ANA機内空気循環図
ANA機内空気循環図

主翼のエンジンから外気(OA)を取り込んでキャビン内の一定量を排気(EA)しています。

これによりキャビン内の空気は2~3分程度で全量が入れ替わっている状態を維持しています。

ボーイング787シリーズは外気(OA)をエンジンからではなく、航空機下部から直接エアコン装置に取り入れているそうです。

そして客室内の空気は下図のように機内を循環しています。

ANA機内空気循環図2
ANA機内空気循環図2

飛行機のキャビンを中心とした空気の流れを外気取り入れから排気までを系統図で表してみました。

ANA機内空気循環概略図
ANA機内空気循環概略図

この時ザックリですが外気量=排気量となっています。

還気(RA)を50%で循環させている場合の給気(SA)はOA50%+RA50%がミックスされた状態でキャビンに送られます。

OAは安全&綺麗な空気、RAも安全&綺麗な空気となりますのでミックスされてもSAは安全&綺麗な空気となります。

気休めですが新型コロナウィルスのエアロゾル感染が気になる方は上部からSAが吹きますのでシートに座っている状態なら割と安全&綺麗な空気で呼吸が出来そうです。給気ノズルが有る機材なら給気を最大にして置くと良いかも知れません。(※感染予防効果があると補償するものではありません。)

ANAスタッガード
ANAスタッガード
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機内の空気が循環していると心配?

一部でも機内の空気が循環しているとエアロゾル化したウィルスが浮遊していると心配・・・

新型コロナウィルス単体の大きさは0.1μmほど聞くのでHEPAフィルターでも通ってしまいそうですよね?

しかし、ウィルス単体での浮遊は考え難くコロナウイルスは飛沫感染やエアロゾル感染の場合、大きさは4~5μm程度になると言われており、HEPAフィルターで十分キャッチできそうです。

BSL-4レベルの施設でもHEPAフィルターで病原菌の漏洩防止を図っているのでキャビンを循環するRAもHEPAフィルターを通せば安全な空気となっていると想像できます。

WHOによるHEPAフィルターの能力の評価その他
HEPAフィルターの能力に関しては、WHOは、“LaboratoryBiosafetyManual(実験室バイオセーフティ指針)”2004年第3版のP51に、「HEPAフィルターは、直径0.3μmの粒子は99.97%、直径0.3μmより大きいか、より小さいサイズの粒子を99.99%捕捉する。これは事実上、HEPAフィルターがすべての既知の病原体を効果的に捕捉することを可能にし、無菌の空気だけがキャビネットから放出されることを保証する。」と記載しています。

HEPAフィルターの能力(長崎大学感染症共同研究拠点より)
ANAプレミアムエコノミー
ANAプレミアムエコノミー
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さいごに・・・

今回の記事では航空機の空気調和(空調)のシステムに関してご紹介しました。

キャビン上部から出ているSAは綺麗な空気を出しているのである程度は安全な空気で呼吸できそうな気がします。

管理人の様に飛行機に乗るのが趣味で自己責任で乗る方ばかりでは無く、仕事や用事で乗りたくも無い飛行機に乗る方で新型コロナウィルスが気になる方の参考や気休め(割と機内の空気は安全そうと思って頂ければ)になれば幸いです。

新型コロナウィルスは未知の部分が多く専門家でもない管理人が機内の安全を保障するものではありませんのでよろしくお願いいたします。(^^;)

早く新型コロナウィルスが収束し気軽に飛行機が乗れる日が早く戻って来て欲しいです!

雲海
雲海

 

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Posted by ウルケン